魔女の宅急便
評価 ★★★★★
原作 角野栄子
脚本監督 宮崎 駿
音楽 久石 譲
出演 高山みなみ(二役)/佐久間レイ/戸田恵子/山口勝平/他
作品紹介
一人前の魔女になるために、自立の旅に出たキキ。港町コリコにたどり着いた彼女は黒猫のジジを共に宅急便の仕事を始める。少女キキの冒険と成長をファンタスティックなタッチで描く。
私のジブリ作品NO.1に輝く作品です。
もう何回観たことでしょう?そしてこれから何回観るでしょう?
ビデオも持っているのに、金曜ロードショーで放送される日は急いで帰宅してチャンネルを合わせてしまう、恐るべき作品です。
初めて見たのは小学校の時。このときは
「空飛ぶ宅急便なんてすてきだなあ」
という お気楽な感想。
高校生のときは、
「13歳でひとり立ちなんて偉すぎる。新しい街で友達を作るのは難しいだろうなあ。」
と、 自分のこれからを重ね合わせたような感想。
20歳すぎからは、
「自分は一体何ができる?自分にしかできないこと(仕事・生きがい)は何?」
と内面的に影響を受けた、一歩踏み込んだ感想。
今は、
「スランプに陥ってからのキキが自分とダブる・・(涙)。
がんばれ、キキ!頑張れ自分!!」
と、かなり自分応援歌的な感想(てか、もはや感想ではない)。
と、年を重ねるごとに、この作品の自分の中での位置づけは変化していきますが、
いくつになっても共感できる映画なのです。
また、キキが、新しい街で同じ年頃の女の子を見かけて、
「もう少しましな服だったらよかったのにね」とつぶやくシーンや、海辺の飛行船をトンボと見に行ったときに、トンボに嫉妬してしまうシーンは観るたび切なくなってしまいます。
そして、この作品には魅力的なキャラクターがいっぱい。
明るくて人懐っこい、だけど自分のやりたいことをちゃんと見つけている、 振られても振られてもメゲないトンボ。
どんと構えて細かいことを気にしない、ガハハ笑いのオソノさん。
もの静かだけど、妙に存在感のあるお茶目なおソノさんのダンナ。
(そんな彼のセリフは「おいっ」のヒトコトだけ)
「いいね、私、そういうの好きよ」が口癖の、絵描きさん。
かなり脇役だけど、 「わたし、ニシンのパイ、嫌いなのよね」のセリフで一躍悪役キャラに躍り出たおばあさんの孫。(あの棒読みっぷりが結構好きだったりする)
どの役もいい味を出しています。
あと、やっぱり音楽が良いですよね。
作曲者はもちろん久石 譲さん。
久石さん自身もこの「魔女の宅急便」の音楽の出来はよかった、と言っております。どことなくフランスを思うような楽器を使った音楽は、映画にとてもマッチしています。
声優さんも実力派揃いで最高。
やっぱりアニメは声が命ですよ。
最近の宮崎映画の声優はどうかと思います。
ところでキキの海の街はどこがモデルなんでしょうね?
地中海の国のような感じがしますけど、フランスかなあ?
とても素敵な街で、私もあんなところに住みたいと見るたび思います。
名前も不思議ですよね。
トンボとか、おソノ(「お」は平仮名というのがポイント)とかウルスラとか・・。
う~ん、フランスっぽくはないか?
⇒魔女の宅急便の詳細を見る
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