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マッチポイント

評価    ★★★★☆
監督    ウディ・アレン
脚本    ウディ・アレン
出演    ジョナサン・リス・マイヤーズ  スカーレット・ヨハンソン   エミリー・モーティマー


マッチポイント 初回限定版 (特別ブックレット付)作品紹介

イギリス、ロンドン。元プロテニス・プレイヤーのアイルランド人青年クリスは会員制テニスクラブのコーチとして働き始める。英国の上流階級に憧れる彼は、やがて実業家の息子トムと親しくなり、その妹クロエと付き合い始める。ところがそんなある日、クリスは女優を目指すアメリカ人女性ノラと出会い、彼女の官能的な魅力に溺れていくのだが…。



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「運」には2つの種類があると思う。

ひとつは、「努力」しなければ掴めない「運」。
もうひとつは、自分の力ではどうしようもないところで働く「運」。

「努力」が「運」に敵わないことはあっても、その逆は無いように思う。
それはとても理不尽なことだけれども。


そんなことを思うのは、この映画の余韻がまだ冷めやらぬから。
ラストで初めて理解する「マッチポイント」の本当の意味。

ネットに当たり真上に跳ね返るボール。
向こう側に落ちれば自分の勝利。
こちら側に落ちれば自分の敗北。
それはまさに、自分の力を超えたところで働く「運」と言う名のボール

そして人生をかけた試合の決着が着く。

それは見事なものだった。
本当に見事だった。


ある人は言う。
男は昔、堅実的な試合をするテニスプレーヤーだったと。

ある女は言う。
男は攻撃的な試合をする人ね、と。


3人映画の前半は、「運も実力のうち」を地で行くように、クリスが強運をモノにして上流階級へ仲間入りする過程や、しかし金持ちの妻より、官能的で自分と価値観が似ている女性にどうしようもなく惹かれる様子が描かれている。
二人の女性との二重生活を送りながら、出世も果たす。
堅実な試合運びは、実生活においても有効かのように見えた。

だけど・・。
堅実な試合だけではテニスで勝ち続けることが出来なかった男は、人生でも岐路に立たされることになる。そして、人生と言う名の試合に勝つために、男は奥深くに潜めてあった攻撃的な顔を曝け出し、マッチポイントを獲ろうとする。
ストーリーもサスペンスへと一転し、衝撃の結末へ向かっていく・・・。



*この先ネタバレです。
 未見の人は読んではいけません





情事私が「運」についてもう一つ加えるとしたら、それは人生の最後に今までを振り返ってみて、それで初めて「本当に運があったのかどうか」が分かるのではないかと言うこと。
その瞬間瞬間で「運」を感じられても、その結果それが良かったのか悪かったのかはまだ分からない。

この映画のラストもまさにそのような感じ。

映画の冒頭で、「ボールがネットに垂直に当たり自分側に落ちたら自分の負け」と言うくだりがあり、作中でもこのことは何度か語られる。ラストでも、指輪が欄干に当たって垂直に浮く場面がある。だけどそのときに指輪が落ちるのは、向こう側ではなく自分側なのだ。これは、テニスの試合で言うと「負け」になる。

しかし、現実はそれが功を奏して思いがけない奇跡のような強運に恵まれ、クリスの殺人計画を助けることに繋がる。

それはまさに奇跡とも呼べる強運。
しかし一方では、事件はもはやクリスの力ではコントロールできないところにあり、これからどうなっていくのかも運次第と言う皮肉な状況でもある。

穴だらけの殺人計画。
いつ誰が気付いても可笑しくない状況。
人を殺したと言う、重い十字架。

運を手にした男は、この先運に振り回されることになる。
そして、強運はいつまでも続くわけではないのだ。。


クリスが読んでいたドストエフスキーの「罪と罰」
私には、このタイトルがクリス行く末を案じているような気がしてならない。

なぜなら・・・
マッチポイントで、「運」と言う名のボールは自分の側に落ちてしまったのだから・・




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[ジャンル検索]サスペンス/ドラマ | コメント(11) | トラックバック(1)2007/03/07(水)17:52

コメント

こんばんは!
またまたお久でございます(^-^)忙しすぎて痩せられませんです(笑)

>ひとつは、「努力」しなければ掴めない「運」。
もうひとつは、自分の力ではどうしようもないところで働く「運」。

今ココロにずしんと来ています!
どうみても後者>>>>>>>>>>>>>>>>>前者です!

と感じる私は、この映画は絶対観ることにします!
年がら年中分岐点に立たされている私になにか語りかけてくれるかもしれませんから(^-^)v

2007/03/11(日)22:24| URL | らい #- [ 編集]

らいさんへ

らいさん、なんだかお疲れ様です・・。
そしてこの映画は、クセモノですよ~~(^-^;)
最後のどんでんがえしで、ある意味ヘコみます。
だって、人生とは不条理なもの・・。
だけど、運だけの人生なんて・・ってみやぽーは思います!
(←自分に言い聞かせ)

2007/03/12(月)22:37| URL | みやぽー #JJQdnNF. [ 編集]

ウッディアレン好きですが・・・

なんかシリアスな話ということで
あえて見送りました。
「カイロの紫のバラ」「ラジオデイズ」「世界中がアイラブユー」なんか
大好きです♪

2007/03/13(火)22:05| URL | ちゃーさん #- [ 編集]

ちゃーさんへ

>なんかシリアスな話ということで
あえて見送りました。

おお、そうなんですか・・。
私はウディ・アレンらしくない、と言うことで見てみました(苦笑)

「世界中がアイラブユー」は私も好きです!
今までに監督の作品はいくつか見ましたが、思い切りストライクゾーンにはまったものはなくて・・。ちょっと俳優としての監督のキャラが苦手かな(苦)
だけど、この映画だけはズコっときました(監督は出てません(笑))

2007/03/13(火)23:09| URL | みやぽー #JJQdnNF. [ 編集]

はじめまして。通りすがりの者です。ステキなブログです。思わずコメント書きました。本当にいい映画ってありますよね~。『天使がくれた時間』はニコラス・ケイジの映画の中で、ぼくは一番好きです。

2007/03/17(土)21:10| URL | みっちゃん #- [ 編集]

みっちゃん さんへ

みっちゃんさん、初めまして♪
よくぞ通りすがって下さいました!!
そして、嬉しいお言葉をありがとうございます(ペコリ)
最近放置気味でしたが、またヤル気が出てきました!!

私もこの映画でニコラス・ケイジへの印象はガラリと変わりました。
それほどこの映画は素敵だった!
こう言う映画に出会えるから、映画を見るのを止められません。

どうぞ、また通りすがってくださいね。
私も遊びに行かせてもらいます(^▽^)♪

2007/03/18(日)22:21| URL | みやぽー #JJQdnNF. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2007/03/22(木)00:30| | # [ 編集]

こんにちは。

みやぽーさん、こんにちは。
みやぽーさんのレビューに引き込まれてしまいました。
素晴らしい読解力と文章力ですよね!
私もこれからのクリスの行く末は、あまりよくないんじゃないか?
なんて感じてしまいます。
本当に面白い作品でしたよね^^

2007/06/28(木)10:07| URL | ミカ #- [ 編集]

ミカさんへ

>素晴らしい読解力と文章力ですよね!

いやいやいやいやいやそんな、めっそうもないですっv-402
アレンの次回作もスカーレット嬢が出演するみたいですね。大分お気に入りのようです。
アレンの奥さんは「マッチ・ポイント」の撮影中、スカーレット嬢の存在にハラハラしどおしだったとか(笑)
次も楽しみです♪

2007/06/28(木)22:18| URL | みやぽー #JJQdnNF. [ 編集]

TBさせていただきました。

TBさせていただきました。

何よりも、スカーレット・ヨハンソンがとても魅力的で印象に残りました。

2007/10/30(火)20:24| URL | タウム #- [ 編集]

タウムさんへ

タウムさん、はじめまして。
はじめましてなのに、この無礼。
もう本当に失礼しましたM(_ _)M

TBもありがとうございます。(なのにこの失礼。グーで自分を殴りたい・・)
スカーレットは女性の目で見てもすごい。
到底同じ女という生き物には思えませんっ!
ああいう女性に目を向けるなというほうが無理ですね。
完敗に乾杯。なんつて。

2008/01/10(木)19:42| URL | みやぽー #JJQdnNF. [ 編集]

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2007/06/28(木)10:04│Blossom Blog

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